Diary

楽しい生活

帰京

京都に帰ってくることを帰京と表現するのは正しい用法ではないかもしれない。

帰京[名](スル)都に帰ること。現在では、東京、明治以前は京都へ帰ることをいう。(デジタル大辞泉)

なぜなら今は平成時代だから(しかももうすぐ終わる)。

とにかく、たった今、京都に帰ってきた。

冬休みがいつ終わるのか分かっていないまま冬休みが始まり、終わる日を知ってしまうこと自体が冬休みを終わらせてしまうということを私は知っており、エンドレスエイトのごとくこの曖昧な日々が続けば……と願いながら箱根駅伝を見ていたところ、母から「ところでいつ京都に帰るの、明日から社会は仕事始めだけど」と世間の情勢を伝えられ、しぶしぶネットで授業開始日を調べ、大学も所詮世間の一部であり明日(つまり今日)から授業が始まるということが判明した。

前の大学であれば、京都に残っている友達に授業プリントを余計に取ってもらうなどの画策により休みを延長することはお手のものであったが、残念ながら今の大学にそんなことを頼める友人はいない。授業時間内にしかプリントを配布しない講義は、たとえ寝坊して大学に到着したときには90分授業が残り1分になっていたとしても堂々と教室に入りプリントをゲットするプリント集め芸人と私は化している。プリント集め芸人はその単位取得への執着から国際政治学(授業でしかプリントを配らない)は絶対に欠席できない。

父の出勤前に車で最寄駅まで送ってもらい、10時半始業の2限には少し早く着いてしまう時間に出町柳駅についた。荷物が多いから下宿に帰ろうかと一瞬思ったが、一度部屋に入ったら最後、わざわざ外に出て大学に向かう可能性が極めて低いことは明らかだった。

駅から大学までの道すがら、教会の看板に書いてある「狭き門より入れ」の言葉にフーンと思ったり、スポーツクラブのお兄さんが階段を掃除してて朝から大変だなあと思ったり、予備校の寮を見てもうすぐセンターやなあと思ったり、マクドナルドのシナモンメルツが食べたいなあと思ったりしながら百万遍の交差点に出たところ、見覚えのない看板が出現していた。

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……???

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「椎茸殲滅」。なんの主張なんだろう。よほど椎茸が嫌いなのか。それとも分かる人にだけ分かるハイコンテクストな文言なのか。そういえば看板条例はどうなったのか。いろいろと疑問はあるものの、京都はいろいろな不思議が不思議のまま存在する土地なのかもしれない。

自転車だけはやたらと駐めてあるけれど人気は全くない構内を歩いていると「本当に今日から授業開始なのか、私は騙されているんじゃないか、冬休みはまだ続いているんじゃないか」という疑念が頭をもたげた。永遠の年末年始。2017年と2018年のはざまに閉じ込められた私。もしかしたら図書館も開いていないかもしれないと思ったけれど、行ってみたら今日から開館でたくさんの人が勉強しており、私は現実を受け入れた。

ちなみにプリント集め芸人、プリントを集めただけで満足しているので試験勉強の進捗やばいです、助けて。