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楽しい生活

小論文入試問題必勝法

「小論文ってどう勉強すればいいの……。何も分からない……。あっ、秋山さん!」

「大丈夫だ。この小論文試験には必勝法がある。」

「!?」*1

 

そうです、小論文試験には必勝法があります。

 

そもそも小論文試験とは:

はあ〜受験勉強鬼だるいわ〜。数ⅡBぜんぜん分からへんし。logってほんまなんなん? 丸太? ってかマジで受験どうしよ。やば。でも私、昔から現代文だけは勉強しなくてもできるんよなあ。あ〜楽して大学受かりたい〜。勉強したくない〜。先生〜! えっ、小論文入試? なにそれ? 文章書くだけ? 二次試験で数学いらへん? うそ、めっちゃ楽やん! じゃあ私それで受験するわ! と考えた学生が受ける試験(個人の感想です) 

 

!!!!これが小論文試験必勝法だ!!!!

その場では何も考えない。あらゆる出題パターンに対して答案を用意しておき、本番ではその中から出題に合った文章を思い出して再現する。 

<point>小論文入試って、間違っても試験会場で一から自分の意見を考える試験ではないのです。もとから頭に入っている文章を出題に合わせて多少アレンジして吐き出すだけの試験です。今、認識を改めよう。*2

 

そもそも答案が作れないよ〜(>_<)という人へ

時間無制限の場でも合格ラインにのる答案を作れない人が、入試という時間制限がある場で合格に足る答案を書くことができるでしょうか(反語)。でも大丈夫! そんなあなたのためにアンチョコ*3が売られています。いますぐamazonで「小論文 ○○学部」で検索、即購入! 答案を作っておく必勝法は、毎年決まった分野から問題が出題される学部(看護系とか)に極めて有効ですが、もしあなたが年度によってバラバラなテーマから出題してくるひねくれた学部を受験する場合は、網羅系の参考書を買いましょう。所詮は大学受験小論文。バラバラに見えてもある程度お決まりのテーマというものがあるので、それらを全て対策しておけば大丈夫です。

作った答案(もしくはアンチョコ)を覚えられないよ〜(>_<)という人へ

漸化式のパターンとかケッペンの気候区分とか古典文法の活用表とか覚えるよりマシじゃん! 一語一句たがわず暗記しろと言っているわけではないんです。だいたい同じような文章を再現できれば良いんです。ヒントとしては、構造化が有効。たとえば「結論→理由1→ 理由2」というパターンを作っておいて、結論、理由1、理由2の3つの要素だけ覚えるとか*4。それだけでも本番に何も思いつかないよりはだいぶまし。

新聞読めって先生に言われたけどだるいよ 〜(>_<)という人へ

先生ってやたらと新聞を勧めてきますよね。小論文試験って、普段から新聞を読むような社会への関心が高い人が確率として受かりやすいだけで、もとから興味のない人が無理やり読んでもだるいだけではないでしょうか。新聞ってめっちゃ分厚いし。あの中から入試対策として読むに値する情報を取捨選択するのって、かなり高度な能力が必要だと思います。しかも、新聞を読んでも、前日の出来事を知れるだけで、それに至った経緯がよく分からないことが多い。新聞をうまく読むには、前提となる知識と情報リテラシーが必要なんです。時事問題が出題されそうな場合は、素直に受験用にまとめられた本を買いましょう。でもオピニオン欄(話題のトピックに関して色々な立場の識者が意見を表明してるやつ。朝日なら耕論。)は結構役に立つので暇なら読んでみては!(コラム書き写す勉強法とかありますよね、あれ意味あるのだろうか……)

現代社会の最新時事2017~18年版

現代社会の最新時事2017~18年版

 

↑このシリーズが分かりやすくておすすめ!

 

個人的に思うコツなど

  • それっぽい文体で書くのが大切。どれだけ良い内容を書いていようが、文体がそれっぽくなかったら落ちます(たぶん)。悲しいですね。文章の端々から頭が良さそうな雰囲気をかもしだそう。(頭の良さそうな文章が書ける能力と実際にその人が優秀かは別問題)
  • ある問題に対して、賛成か反対、基本的に一貫した立場から論じる。しかし字数に余裕がある場合、反対説にも理解を示し思考の深さを演出するのもまた一興。<確かに〜(自説への反論)、しかし〜(再反論、自説の優位性を主張)>構文を使いこなせ! 
  • 字数制限の無い試験の場合、最終的に字を書く速さも結構大事。なぜなら書ける文字数が多いほうが、多くの理由や具体例をもり込めて文章に説得力を出せるから。ライバルを圧倒的腕力(握力?)でねじふせろ!
  • 字数制限のある試験の場合は構成力が大事。どの要素にどれくらいの字数(と時間)を割くか決めてから書き始めよう。何も考えずに書き始めたら字数が足りなくて結論が書けなくなるよ!(字数or時間制限によって結論が書けなくなる対策として、最初に結論を明記しておくのが受験生のたしなみです)
  • なんでも社会のせいにする。それはその人が悪いよね〜じゃなくて、無理やり社会の問題にしていく姿勢が求められる。
  • 本当に思っていることとは違うことを書いて良い。案外、これができない人がいるみたいです。あなたが実際に何を考えているかはあなたにしか分からないので嘘でも大丈夫です。

第二部 〜参考書編〜

なんと第二部が始まってしまいました。言い忘れていましたが、この記事は二部構成でお送りしています。さっきまでのは「第一部 〜心構え編〜」のつもりでした。それでは、小論文だいすき人間として、おすすめの参考書について語りたいと思います。小論文試験って英語とか数学に比べると参考書がぜんぜん無いんですよね〜。需要が少ないので仕方ない。改訂されないことも多いので、私は古い年度のものをamazonで買い集めたりしていました。

 

小論文を学ぶ―知の構築のために

小論文を学ぶ―知の構築のために

 

私は結構好きな本ですが、レビューを見てみると賛否両論。まあ思想的に結構偏っているっていうか、古いのは否めない。これにハマるとなんちゃって現代思想かぶれの高校生が誕生します。倫理の授業とかが好きな人は読んでみたら良いかもしれない。第一部「論文の基本的な作り方」のキーワード読解法が課題文ありの小論文対策として役に立つ。

 

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

 

エモい。人文系の学部の問題が多く載っていた気がする。小論文のテクニックというよりは、心構えというか……。私が書いたような心構えではなく、この世界に立ち向かうための小論文というか……。そういう高尚な本です。収録されている先生の文章に感銘を受けた記憶がある。

 

対話形式で非常に分かりやすい。現代社会の大きな流れや問題に対する理解が深まる。社会科学系の学部を受ける際のアンチョコとして使える。絶版なので買うなら中古か。吉岡友治はこれ以外にも小論文の本をたくさん出しているので他のでもいいかも。

 

教養としてのロースクール小論文

教養としてのロースクール小論文

 

法科大学院受験の未修者用(学部が法学部でなかった人)の本。未修者の試験は、専門の法学ではなく、社会科学全般から広く浅い小論文が出題されるので、大学入試対策にも使える。法科大学院受験用の参考書は4、5冊持ってるけど、読み物としてこれが一番面白いのでおすすめ。高校生でも読めると思う。残念ながらこれも絶版なので中古で。

 

ではここで、最近心に刺さった言葉を送りたいと思います。

「現代文の得意さ」にすがる人間は、残りの人生のさまざまなタイミングでツケを支払って生きることになるぞい。            

https://omocoro.jp/kiji/121695/

おまけ:文庫本で読む大学受験現代文

国語入試問題必勝法 (講談社文庫)

国語入試問題必勝法 (講談社文庫)

 

有名な本。今回のブログタイトルの元ネタ。短編集で、表題作が「国語入試問題必勝法」。パロディなので受験生は真に受けないように。だからといって完全に間違ったことを言っているわけでもないのが面白いところ。ちなみに私は18歳の冬をどうやってセンター国語の本文を読まずに問題を解くかの研究と実践に費やした人間です……。青春とは……?(最終的に普通に本文から読んだほうがいいことに気づいた、でも楽しいからみんなやれば良いと思う)

 

教養としての大学受験国語 (ちくま新書)

教養としての大学受験国語 (ちくま新書)

 

入試的にはこっちの方が役に立つような……(うろ覚え)(高校時代も遠くなりにけり)(詠嘆)

 

新釈 現代文 (ちくま学芸文庫)

新釈 現代文 (ちくま学芸文庫)

 

最近買った。まだパラパラとしか読んでないけど元が参考書だから堅苦しい。上に挙げた本の作者、石原千秋が解説を書いています。

以上、今回のやたら上から目線の記事は、高校時代の将来の夢が、カリスマ予備校教師(現代文・小論文)になり東進衛生予備校からスカウトされ、最終的には受験国語界の神として参考書の印税と講演会の出演料で暮らすことだったid:kanatan21がお送りしました。

*1:ライアーゲームです。念のため。

*2:万が一、このブログを読んでいる高校生がいたら、誰が言っているかも分からないこんな文章を鵜呑みにしないように気をつけてほしい。

*3:いま思ったけどアンチョコってもしかして死語? なんか昭和の香りがする。最近の学生分かりますか? アンチョビじゃないよ!

*4:理想としては、結論→理由1(具体例1-1〜具体例1-n)→理由2(具体例2-1〜具体例2-n)→理由3(具体例3-1〜具体例3-n)→自説への反論→再反論→もっかい結論って感じでしょうか。