Diary

楽しい生活

探偵になりたい 〜終わりなきアルバイト探し〜

おいしいアルバイトをどう見つけるか。この問題は、私にとって大学生活積年のテーマであり、「大学3回生の私が、現在高校3年生絶賛受験勉強中の妹が晴れて大学に入学した暁には必ず教えてあげたい大学生活を強く生き抜くために知っておくべきこと10選」の一つである。

塾講師から、アパレル店員、書店のバックヤード、さらにはIT企業のスタッフまで、いろいろとアルバイトをしてきて気づいたこととしては

  • 実際にそこで働いている人から紹介してもらうのが一番良い
  • いつ見ても求人サイトに載っている募集は要注意
  • 外を歩き回ってみると、ネットには載っていない募集が見つかる
  • 私服で行けない仕事は面倒
  • お金以外の何か(スキルとか友達とか)も得られるバイトを選ぶべき
  • パン屋は閉店のあとにパンがいっぱいもらえて嬉しい

などがある。

今は平日にだけアルバイトをしているが、最近、土日にも働きたくなって、新しい仕事を探し始めた。ネットで求人を探すときには、バイトル、an、タウンワークなどに散らばっている情報をいちいち全て見るのは面倒なので、あらゆる求人情報がまとまっている(と私は思っている)indeedを見ている。

今日も、求める時給を上げたり下げたり、探す地域を広げたり狭めたりしながら、indeedを眺めていたところ、ふと目に飛び込んできたのは、「探偵アシスタント」の文字。バイト探し人生史上、探偵事務所のスタッフ募集を見つけたのは、初めての経験である。この夏のTBS金曜ドラマハロー張りネズミ』(瑛太森田剛がバディを組んだ探偵モノ)を熱心に見ていた私は即座に詳細をクリック。条件を確かめてみると、時給はなんと1300円である。京都府最低賃金が856円(10月から上がった)ということを考えるとかなり良い。応募条件は要普通免許(一応持ってる!)だけ。仕事内容は「初めは簡単な仕事から、少しずつプロの技を教えます」とのこと。プロの技……? プロの技って何?! 尾行とか?! (興奮)

そこで思い出したのが、大沢在昌「アルバイト探偵」シリーズ。だらしないけれどもやるときはやる不良私立探偵(実は元スパイ)の冴木涼介と、その息子で高校生、物語の主人公である隆クンが繰り広げるハードボイルドな(でもコメディタッチの)アクション小説である。

アルバイト探偵 (講談社文庫)

アルバイト探偵 (講談社文庫)

 

このシリーズはいつ読んだんだっけ。確か、小学校高学年か中学生くらいのときに、ふと立ち読みをして気に入って買ったものだったと思う。ハードボイルドな日常とはほど遠い毎日を過ごしていた私だけれど、隆クンが過ごしている擦れた感じの東京での高校生活とか、舞台として出てくる探偵事務所だったりバーだったりの少しアウトローな雰囲気に憧れていた。タバコを吸っている人をちょっとかっこいいと思ってしまうのも、今思えばこういう本を好んで読んでいた影響なのだろうか……。(でもタバコの煙は苦手)。同じような雰囲気がする本だと、石田衣良池袋ウエストゲートパーク」シリーズも好きだった。

求人ページを見ながら、(一見マジメな法学部生、でも実は探偵って自分めっちゃイケてるやん……)と盛り上がり、意気揚々と応募のボタンを押す直前、少し考え直して、「探偵 アルバイト」で検索。いくつかの探偵アルバイト体験談を読んでみると、なんか私が思ってたのと違う! 

kyouki.hatenablog.com

これで時給1300円は割に合わなくない? そう思った私は、探偵アシスタントとしてハードボイルドな世界へと一歩踏み出そうとした足を戻し、明日からもindeedを眺める日々を続けるのである。